よしあき母親に感謝!登校への経緯から親が出来る事を探ってみた【おとなりさんはなやんでる。】

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よしあきさんは、オシャレすぎるファッションセンスと個性的なキャラクターでファンを引き付け一躍話題の人となりました。

実のお姉さんと開設のYouTubeチャンネル「よしミチch」では、登録者数44万人を突破!

同世代の若者から絶大な人気を得ています。

ファッションモデル・インフルエンサーと華やかな舞台で活躍しているよしあきさんですが、辛い過去を経験されています。

よしあきさんは、「友達ゼロで不登校だった僕が世界一ハッピーな高校生になれたわけ」(kadolawa)を出版し、過去のいじめや不登校の経験を公表。

発売2週間で重版決定するなどし、話題を集まっており多くの人の共感を呼んでいます。

いじめや不登校を乗り越え、今、明るく笑って話せるまでになったその経緯を見ながら、親がどうかかわればいいのか探ってみました。

私自身、子どもが不登校になり、コンプリメントトレーニング(母親トレーニング)に出会い、実践し登校へ導いた経験があります。

コンプリメントトレーニングについても、少し触れさせてもらいます。

まず、よしあきさんのプロフィールと経歴を追って紹介していきます。

よしあき:プロフィール

よしあきさんは、2000年生まれの24歳。

台湾の台北市の生まれ。父親は台湾人、母親は日本人のハーフ。

中国語と日本語を話されます。

  • 活動名:よしあき
  • 別名:清水義朗(しみず・よしあき)
  • 青年がぴ:2000年8月27日
  • 年齢:24歳
  • 出身地:中華民国(台湾) 台北市
  • 血液型:A型
  • 身長:177㎝
  • デビュー:2016年~
  • 姉:ミチ
  • 活動:タレント・モデル・YouTuber

よしあき:不登校から登校への経緯から親が出来る事は?探ってみた

よしあきさんは、不登校になった小学4年から中学2年までのことを、インタビューなどで広く公表して下さっています。

その不登校やひきこもりの経験から、現在悩みを抱えておられる方たちに向けてメッセージなども発信されています。

よしあきさんの経験をもとに、よしあきさんと母親との関りも見ながら、親が出来ることを探ってみました。

よしあきさんが不登校・引きこもりになった経緯から見ていきましょう。

よしあき:不登校・引きこもりになったきっかけ

よしあきさんが不登校やひきこもりになったきっかけは、学校でのいじめにありました。

【小学3年生の頃】

「性格が男らしくない」「女みたいだから」という理由からいじめが始まります。

ヘラヘラしていたからか、からかわれたり仲間外れにされたり。

「女みたいだから」と女子トイレに押し込まれたことや、どんどんエスカレートしていって最終的に手を出されることもあったと当時の事を話されています。

ある日突然学校に「行きたくない」というよりも「行けない」という状態になってしまい小学4年生からは完全に不登校になりました。
引用:YAHOOJYAPANニュース

よしあきさんは、小学4年生から中学2年まで不登校になりました。

学校へ行こうとしても体が意思と反して動かなくなる…そんなぎりぎりな状態になるまでいじめに耐えて我慢していたということが、言葉から分かります。

よしあき:学校がつらい…誰にも気持ちを言えなかった

学校が辛い行きたくないって誰にも言えませんでした。自分の気持ちよりも家族が悲しむと思ったから言えなかった。
周りの人のことを考えすぎていたんです。
それで言えないことが蓄積して学校に行けなくなってしまいました。
当時、自分ではよくわかっていなかったけど相当抱え込んでいたんだと思います。
それから2年くらいは家に引きこもっていました。
引用:withnews

よしあきさんは、家族に心配かけたくないという思いから、自分の気持ちを抑え込み我慢して生活し、どんどん殻に閉じこもっていってしまったようです。

よしあき:母親や家族の関り(経緯と共に)

【不登校になったころ】

お母さんの掛けた言葉は

「つらかったら休みなさい」
「今は無理していかなくていい時期なんだよ」

不登校になったころは、「独房よりきつい」と感じていたよしあきさん。

学校へ「行かなきゃもう将来やばい」「行かなきゃいけない」と考えても、「今行ったら目立っちゃう」と思うとさらにいけない状態だったそうです。

そんな時、お母さんが、無理していかなくていい、休んでいい時期と言ってすごく安心したそうです。

しかし、引きこもりになってしまい、不安も押し寄せ、心が荒れてしまったよしあきさんは、家族に当たってしまいます。

よしあき:母親にあたってしまう

壮絶ないじめを体験しいじめを受けたことでよしあきさんは自分の感情が抑えられなくなってしまいました。

当時のよしあきさんは…

「どうして僕の気持ちをわかってくれないんだろう」
「僕は一人だ」

という考え方しかできなかったそうです。

お母さんにこういう言葉をかけて欲しいのにと期待したりすることで逆に当たってしまったそうです。

その時!よしあきさんのお母さんは…

「それはそういうものだよ」
「それでよしあきの気持ちが少しでも晴れるんだったら、私は、全然親として本意だ」

って言ってくれたそうです。

よしあき君のお母さんは、すべてを受け入れてくれたんですね。

暴力をふるったり、家の物を壊したりと、大変な状況だったことも語られていますが、そんな状況でも、叱ることなく受け入れてくれていたようです。

よしあき:カウンセラーとの関りも

よしあきさんは、カウンセリングも受けられていました。

カウンセリングの人が今までよしあきさんは、いろんなことを我慢して友達に嫌がらせされても人に言えなかった。

そういう反動でこういうことになっているからと言われました。

カウンセラーの話を聞いたお母さんがしたことは…

よしあき君に我慢をさせない方針をとる!

  • よしあき君が食べたいものを作り食べさせてあげる
  • 欲しいというおもちゃを買ってあげるなど

当時は落ち込みすぎて自分のことしか考えられなかったけれど、家族が自分のことを理解しようとしてすごい頑張ってくれていたことを感謝されています。

専門家のアドバイスをうけることも大切だということが分かります。

専門家が関与することで、当人の心のケアだけでなく、家族にとっても方向性が分かり、大きな心の支えとなりますよね。

それにしても、我がままをすべて受け入れてあげれる心の広さを持つお母さんの偉大さには脱帽します。

よしあき:台湾に移住

よしあきさんがまだ、感情をコントロールできずにいたころ、お姉さんの受験時期と重なり、一度お父さんと一緒に台湾に移住されます。

お父さんとの暮らしが始まります。

お母さんもいなくて凄く苦痛で、将来も悲観的に考え、消えてしまいたいと思い心配をかけてしまったことも…

そんな中でも、お母さんは電話をかけ、普段通りに接してくれたことが救いになったそうです。

心配して迷惑かけて…という言葉がでてきそうですが、そういう態度を表に出さず、見守るような接し方をされたことが伺えます。

陰では、よしあきさんのために、色々調べ、フリースクールの事も情報を集められていたようです。

台湾での生活で目標が見つかる

台湾での3年間はSNS でファッションに興味を持ったことがきっかけで、日本に帰りたいと思うように。

SNS で ジェンダーレス男子が流行っていて髪を染めたりして輝いている姿を見て憧れるようになりました。

日本に行きたい!ファッションを真似したい!とダイエットとかも始めたそうです。

  • 家の裏山に2時間登ってダイエットに成功
  • 眉毛を整えたり肌をきれいにする

など、目標に向かってどんどん向上心が出てきました。

目標を見つけると、どんどん目標にむかって心も体も良くなっていくことが分かります。

そうして、日本で家族一緒の生活に戻りました。

その後は、原宿で番組の企画「マツコ会議」にて「友達ゼロ」発言で絶賛され注目されたことで芸能界への道が拓けました。

ここまで、よしあきさんの母親や家族がどのように関わってこられ、辛い時期を乗り越えられたのかを紹介しました。

私自身の経験ですが、子どもが起立性調節障害になり不登校を経験したときに、コンプリメントトレーニングに出会いました。

その母親トレーニングである「コンプリメントトレーニング」で子どもは、登校する力をつけました。

そのことについて少しお話したいと思います。

森田直樹先生のコンプリメントトレーニングについて

森田直樹先生が考える不登校の原因は…

不登校を引き起こす原因は、子どもの心の中にあるべき自信の水が枯れてしまったことにあるとわかってきました。
その自信の水を子どもの心のコップに戻してやることにより、様々な身体症状を改善したり、理性的な心を取り戻したりして、不登校を直すことができるのです。
子どもの心に自信の水を注ぐのは、愛情と信頼をもった親の言葉がけ=コンプリメントです。
引用:コンプリメントで不登校は治り、子育ての悩みは解決する

では、親は実際にどんなことをするのでしょうか…

コンプリメントとはどんなもの?何をする?

コンプリメントトレーニングは、母親(父親や家族)のトレーニングです。

※子どもが何かを頑張るというものではありません。

  • 子どもの行動を観察し、変化を見逃さない力を付ける
  • 子どもにコンプリメントの言葉かけをする「~の力がある」の言葉
  • コンプリメントと同時に「あなたがいて幸せ」「生まれてきてくれてありがとう」という気持ちを笑顔で伝える

例えば、

  • 朝、7時に瞼を明けて母さんの方を見る力がある
  • 朝、階段をリズムよく下りてくる力がある
  • 右手ではしを持ち、卵焼きを切り分け、口に運ぶ力がある

など、朝起きた瞬間から笑顔でコンプリメントをかけ続けます。

子どもが嫌だと言っても、それは、耳に入っている証拠。

森田先生から送られてくる資料をもとに、初期のコンプリメントから中期へとだんだんコンプリメントの質を高めていきます。

コンプリメントをかけていくことで、

  • 子どもを観察する力が付きます
  • 子どもの行動の変化、心の変化が分かるようになります
  • 子どもの心に自信の水が満たされて行動をおこします

それが、森田先生の言う自信の水を心のコップに注ぐということなのです。

その力は多くの人の助けになるという利他の心に繋がっていきます。

単純で、簡単そうですが、トレーニングを受けるとその奥深さが分かります。

なぜ勉強しないといけないのか…なぜ、仕事をしないといけないのか…

そういった子どもたちの疑問の答えが自ずと理解できてくるのではないでしょうか。

愛情と信頼をもった親の言葉がけ=コンプリメント

愛情と信頼は根底に。

こどもの出来た事だけを認め、声掛けすることで、自己肯定感を高めていきます。

私の子どもが起立性調節障害になって、コンプリメントトレーニングでどのように回復していったか、別記事で紹介しています。

もし、興味がありましたら、こちらの記事も参考にしていただけたらと思います。

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