メジャーリーグで活躍する日本人選手たちが思いがけない形で地元に帰ってくることになりました!
各地に設置されるカラフルなマンホールには選手それぞれの個性が詰め込まれています。
選手ゆかりの地に続々登場しているメジャーリーガーのマンホール!
そのデザインに関わるアーティストたちにも静かな注目が集まっています。
今回この記事では、
「小鈴キリカが大谷翔平マンホールデザイン担当!他のデザイナーは?依頼元はMLBでなぜマンホール?」
と題し、デザインを担当したデザイナーの方々に焦点をあてて、プロフィールなどの紹介と、MLBがマンホールを依頼した経緯についても探ってみました。
大谷翔平選手は小鈴キリカがデザイン担当!どんな人?
MLB は2025年6月全12人の日本人メジャーリーガーにちなんだマンホール設置プロジェクトを発表しました。
各地の野球ゆかりの地に彼らの歩みや個性出身地の文化を反映したデザインを地元アーティストに依頼しています。
その中の一人、大谷翔平を担当された小鈴キリカさんについて紹介します!
小鈴キリカ(Kosuzu Kirika):プロフィール
小鈴キリカさんは、1995年生まれの30歳!茨城県出身で活動拠点は東京都!
- 活動名:小鈴キリカ・Kosuzu Kirika
- 生年:1995年
- 年齢:30歳(2025年時点)
- 出身地:茨城県
- 活動拠点:東京都
- 学歴:筑波大学芸術専門学群卒業
- 職歴:NewsPicksのグラフィックエディターとしても活動
個人では、イラスト・漫画制作を手がけられている
【作風・特色】
一枚絵にもストーリー性を込めた漫画的手法を重視されている。
デジタルライブペイントや80年代レトロ調ポップイラストにも定評があります。
NewsPicksってどんな会社?
株式会社ユーザベースが運営の国内最大級のソーシャル経済メディア。
経済ニュースを厳選し、専門家や著名人のコメントと共に配信するサービスを提供。
オリジナル記事の制作や、動画コンテンツ、イベントなどの展開も行っています。
小鈴キリカ:Instagramでコメント発表!内容は?
小鈴キリカさんは、インスタグラムにて、歴史に名を残すスーパースター・大谷翔平を描くことについて、極めて貴重な機会であり、同世代の一人間として大変光栄なこととして、感謝を述べられています。
また、マンホールデザインについてどのようなことを主眼として制作されたのか、公表されていました。
大谷翔平のマンホールデザインについて…
- 大谷選手のまるで「野球漫画の主人公」を地で行くような人生・人間性・存在感を表現するということを主眼に制作
- 王道かつ力強い印象にするため、構成はできるだけシンプルで過不足ないいものにした
- 日本のマンガ特有のスピード表現やデフォルメ表現を取り入れることで、野球漫画の1コマのような見え方になればと思った
- 代名詞である二刀流の姿を描くために、投打双方の様子を配置
- 投手verでは体のダイナミックな躍動感を、打者verでは深く集中しながらも、リラックスして試合を楽しむ表情を描いた
- 大谷翔平が学生時代に書いたことで有名なマンダラチャートを背景から飛び出すように配置
以上のことを意識されてつくられたそうです。
狭い丸いマンホールの枠の中に、大谷翔平の人間性や、プレイスタイルが見事に表現されています!
小鈴キリカさんは、ARアニメーションも作成!
ARアニメーションと連動したデザインイメージになっているので、動く様子を現地で楽しんでいただけたら幸いです
と現地では動く様子も楽しんでほしいとされていました。
大谷翔平のマンホールはどこにある?
大谷翔平のマンホールは…
岩手県奥州市の水沢江刺駅前に設置。(具体的に、JR水沢江刺駅の西口にあります。)
各地に設置のオリジナルマンホールカバーにスマートフォンをかざすとAR ムービーが楽しめる機能がついています。
その選手がこれまで歩んできた物語が、短いアニメーションで見ることができる。
特設ページには、それぞれの選手の詳しい成長 ストーリーが記事としてまとめられている。
AR ムービーと一緒に読むとより深く選手の歩みがわかる。
現地でスマホをスキャンしながら、選手たちの挑戦の軌跡を感じることができます。
次に、他のメジャーリーグ選手のデザインを手がけたデザイナーさんを調査したところ、
について分かりましたので紹介します!
佐々木朗希選手はトミイマサコ(TomiiMasako)が担当!どんな人?
トミイマサコ(TomiiMasako)さんの生年や年齢などは調査したところ分かりませんでした。
埼玉県のご出身で、東京都で活動されているようです。
- 出身地・活動拠点:埼玉県出身・東京都在住
- 活動ジャンル:イラストレーター・書籍の装画・挿絵・個展開催など
トミイマサコ:主な作品や経歴
- 「妖怪コンビニ」「家守神」シリーズ装画
- 個展「UFO-うちからの 不思議な お話」2024年
- 画集「トミドロン」2023年11月刊行⇒20年超の画業を収録されました
【作風や特色について】
日常に神秘的なエッセンスをミックス!
リソグラフ作品やデジタル絵、刺繍タッチも得意とされています!
佐々木朗希選手のマンホールデザインについては、「奇跡の一本松」を連想させる投球フォームを取り入れたことや、ARアニメーション原画も担当されています!
リソグラフ作品とは?
理想化学工業が開発したデジタル孔版印刷機「リソグラフ」を使用して制作されたアート作品。
リソグラフは版画のように1色ごとに判を作成し、インクを重ねて印刷するため、独特の風合いやかすれ、色と色の重なりによる面白い効果が生まれます
佐々木朗希選手のマンホールはどこにある?
佐々木朗希選手 岩手県陸前高田市 まちの縁側
菊池雄星選手は森優(moriyuu)が担当!どんな人?
森優(moriyuu)さんは、1997年生まれの28歳(2025年7月時点)、出身地は岩手県盛岡市です。
- 生年:1997年
- 年齢:28歳(2025年7月時点)
- 出身地:岩手県盛岡市
- MCL盛岡情報ビジネス&デザイン専門学校(岩手県)卒業
- 活動開始:2019年から漫画・イラストの制作活動を始める
- 拠点:盛岡市を拠点に活動
森優:主な実績
個展を多数開催:plankton/skech tree/Dou/わたしの飛び方など
漫画連載:「盛岡という星で」「透明人間」
ポケモンカードイラストなども手がけられています。
【作風・特色】
日常に”浮遊感”や”時間の奥行き”を潜ませる幻想的タッチ
”静かな闘志”や自然モチーフ(南部赤松)を絵に反映
森優さんのXには、マンホールデザインの制作でのスケッチ画も投稿されていましたよ!
菊池雄星選手のマンホールデザインについては、「内に静かに燃える闘志」を表現され、背景には南部赤松や切り絵風の手法を使用されています。
現地でマンホールをスキャンするとARムービーも楽しめる仕掛けも。スケッチはちょっとした制作プロセスの一部です。ぜひ実物もご覧ください!#ベースボールは唯一無二 #MLB #MLBJapan pic.twitter.com/LKP5vuWvJx
— 森優 moriyuu (@0617Forest) June 16, 2025
以上、マンホールのデザインを手がけられた3名について紹介しました。
他のデザイナーさんについて情報が見つかりましたら追記しますね!
菊池雄星選手のマンホールはどこにある?
菊池雄星選手 岩手県盛岡市 都南図書館
メジャーリーガーマンホール設置場所まとめ
以上、12名のメジャーリーガーのマンホールが2025年6月末までに設置されました。
そもそも、このメジャーリーガーのマンホールは、どういった経緯で設置されることになったんでしょう。
調べてみました。
メジャーリーガーのマンホールはなぜ設置された?依頼元は?経緯について
メジャーリーガーのマンホールを依頼したのは…
MLB(メジャーリーグベースボール)
MLBは、2025年6月、全12人の日本人メジャーリーガーにちなんだマンホール設置プロジェクトを発表しました。
各地の”野球ゆかりの地”に彼らの歩みや個性、出身地の文化を反映したデザインを地元アーティストに依頼しています。
なぜマンホールなのか?
日本独特の”装飾マンホール文化”を活かし、地域と選手をつなぐ視覚的・体験的な要素を持ち合わせた仕掛けとして選定されたようです。
Wieden+Kennedy Tokyoと協力し、AR要素も導入
東京を拠点とする広告代理店 Wieden+Kennedy Tokyo を通じて、現地デザイナーを選び、現地訪問者がスマホでイラストが動き出すAR映像も楽しめる仕掛けにしました。
地元自治体やJALとの連携も
マンホールは選手ゆかりの自治体と協力して設置され、JALとのキャンペーンも展開中。
設置後、フォロー&投稿でMLB観戦チケットが当たる企画も走っています!
では、そのデザイナーが選ばれた理由について見ていきましょう。
マンホールデザインを担当したデザイナーの選定について?
完全一致ではないですが、多くが出身地や縁のある地域と繋がりを持つデザイナーが選ばれています。
【小鈴キリカさん】
- 茨城県出身で、描いたのは、岩手県の大谷翔平選手。
- 同じ県ではないものの、東日本~北関東圏で近距離であること。
- MLB JAPANとエージェントを通じて「物語を象徴するイラスト」を手がけられる作家として起用されたようです。
【トミイマサコさん】
埼玉県出身だが、佐々木朗希選手の描写には「一本松」など地元象徴を盛り込んでおられます。
【森優さん】
盛岡県出身で、同じ盛岡県出身の菊池選手を担当され、しっかり地元起用となっています。
調べたところ、「地縁や、アートの視点からゆかりのある作家」が担当に選ばれていると推測します。
また、選手のストーリーを伝える力、地元や文化との共鳴、AR表現の企画力も大きく作用しているのではないでしょうか。
まとめ:小鈴キリカが大谷翔平マンホールデザイン担当!他デザイナーは?依頼元はMLBでなぜマンホール?
- メジャーリーガーマンホール設置は、MLB本部が依頼した
- 日本独自の”装飾マンホール文化”を活かし、地域と選手をつなぐ仕掛けとしてマンホールを選定した
- デザイナーの選定は、出身地が近いことや、アーティスト性、AR演出との相性などを考え選定
- 大谷翔平選手⇒小鈴キリカ・菊池雄星選手⇒森優・佐々木朗希選手⇒トミイマサコが担当
- 小鈴キリカさんは、1995年生まれの30歳!茨城県出身で活動拠点は東京都!
- トミイマサコさんの生年や年齢などは調査したところ分かりませんでしたが、埼玉県のご出身で、東京都で活動されているようです
- 森優さんは、1997年生まれの28歳(2025年7月時点)、出身地は岩手県盛岡市です
メジャーリーグで活躍日本人選手たちが各地に”マンホール”として登場しました。
足元に描かれた世界には、選手たちの魅力とともに、デザイナーたちの想いも込められています。
ぜひ、現地でARアニメーションと共に楽しみたいですね!