有吉のお金発見 突撃カネオ君では、進化を続ける「文房具」のお金のヒミツを大特集!
中でも、消しカスを使ったスゴ技職人で紹介のアーティストの作品がすごい!
制作者は入江早耶さん!
入江さんが消しカスを使って作品を制作するに至ったきっかけや経緯、どんなアーティストの方なのか調査しました。
入江早耶さんのプロフィールから一緒に見ていきましょう!
【突撃カネオくん】消しクズ立体アート入江早耶さんプロフィール?
消しカス彫刻に「魂」は宿る
— Ken's_Sakai (@Kenichiro_Sakai) April 8, 2024
日経朝刊に入江早耶さん
アー写初めて見た👀 pic.twitter.com/YQSxf9pnE0
入江早耶さんは、1983年生まれの41歳(2024年12月時点)。岡山県でお生まれになり、現在は広島県にお住まいです。
- 名前:入江早耶(いりえ・さや)
- 生年月日:1983年
- 年齢:41歳(2024年時点)
- 出生地:岡山県
- 在住地:広島県
【学歴】
- 2009年:広島市立大学大学院芸術学研究科博士前期課程修了
- 2008年:ベルリン・ヴァイセンゼー美術大学(ドイツ)交換留学
【主な受賞歴】
- 2009年:岡本太郎現代芸術賞入選
- 2012年:第6回shiseido art egg賞受賞
2017年には、「NEWWoMan ART Wall Vol.9 入江早耶」の個展を開催。
「瀬戸内国際芸術祭2019」や、「spring open Studio」など、数多くの展示会に出展。
入江さんは、大学に在学中にドイツの美術大学に交換留学をされています。
個展を開催するなど活動的で、2009年には、岡本太郎現代芸術賞に入選されています。
受賞については、この後も触れることになりますが、一番の転機となったのは、”2012年の第6回shiseido egg賞”を受賞したことにあるようです。
入江早耶さんの作品について
作品は、掛け軸などに描かれた絵などを消しゴムで消し、その消しカスを使い新たに彫像を制作したものになります。
例えば、馴染みのあるもので説明すると、下記のように印刷されているガムの包装紙に印刷された絵の部分を一旦消し、出てきた色のついた消しカスを使い、絵にあったペンギンを立体的に作り上げます。
絵から飛び出してきたペンギンが現れるのです。
入江早耶|消しカス彫刻名作展
— Agedor (@agedor_okayama) March 20, 2023
アジュドールにて3月26日(日)まで
《クールミントダスト》2023年
菓子袋、消しゴムのカス、樹脂、ブローチ、立体額
ガムの包紙に印刷されたペンギンを消しゴムで一旦消し去り、立体化して作品です。 pic.twitter.com/da7xjo9WA3
入江早耶:消しカスアート制作にへのきっかけはなに?経緯について
きっかけは、
大学の卒業制作に向けての制作を考えていた時…
入江さんは、もともと描かれた絵を立体化したい思いあった。
あるとき、消しゴムでちらしを消してみた時、青色のチラシの絵からは青色のカスが出てこれは使えるかもと思い、やってみたことから始まる。
ただ、このことに行きつくまでには、数々の手法を手探りされていたようです。
きっかけとなった大学の卒業制作
大学での専攻は、芸術学部の立体造形。
卒業制作にあたり、絵で描かれたものを二次元、三次元を組み合わせたものにし、立体として作りだせたらいいなと思っていた。
色々なことを試してみた中には、
- 紙をくしゃくしゃにしてみた
- タオルをほぐして絵柄と同じ立体をつくった
というようなものがあります。
タオルでの手法は、絵柄と同じ立体にするところは、今の消しカスアートに似たところがありますね。
虎の絵が描かれたタオルの糸をほどき、その糸を丸めて虎を作るんです。
これはこれでよかったのですが、他の素材でも試してみようと考えていました。
引用:くりっくにっぽん
そんなときに、チラシを消しゴムで消し、その色のついたカスを使ってやってみようと思ったことから始まります。
【卒業制作】
紙幣を選び制作する!
紙幣を選んだのは、見る人にインパクトを与えたかったからです。
お金の絵が消えるとはだれも思っていないですよね。紙幣の肖像を消して価値をなくした後、美術作品として価値を付ける。
引用:くりっくにっぽん
ある価値から別の価値への転換というコンセプトで作られました。
これは、二次元に収められた肖像画を再度三次元化しているという、他にはない唯一無二な作品ですよね。
これには、エピソードがあり、日本銀行の人がやってきて違法じゃないかチェックが入ったそうです。
法律違反ではなかったので、大丈夫だったけれど、ヒヤッとしますね!
そんな、入江さんは大学卒業後は大学院に進まれます。
大学院で現代美術を専攻
アメリカの作家・トム・フリードマンの影響を受ける。
トム・フリードマンは、頭痛薬のアスピリンを人の形に彫ったり、髪の毛でハエをつくったりと、身近なものを使っていました。
入江さんの大学院時代の制作は、原料に由来しているものを表現されています。
例えば…
- 靴底に恐竜を彫る⇒靴底は化石燃料で出来ている⇒化石燃料になる前の恐竜を表現する
- 「牛乳石鹸」を牛の形にする⇒石鹸の原料のひとつが牛脂⇒牛を彫る
といった作品を手がけられていました。
アメリカの作家の影響で、大学院時代は消しカスからは離れ、制作に励まれたようです。
大学院卒業後は、大学院卒業後は消しカスで制作を始められたようです。
最近では、掛け軸に描かれた観音菩薩、柿、鳥の他、お酒の瓶のラベルのヤマネコ、切手に描かれている人物などなど幅広い作品を制作されています。
2012年のshiseido art egg賞受賞が転機
2012年にshiseido art egg賞を受賞したことで、個展で初めて作品がうれました。
作家として第一歩がスタートした入江さん。
この個展をきっかけにイギリスの個展のオファーをもらったり、シンガポールの個展にもつながったそうです。
世界に繋がる第一歩となった貴重な受賞で、多くの人が入江さんの作品に触れ、その緻密さに驚き印象付けられていったんですね!
今回の「突撃カネオ君」では、消しカスを使って製作された10円の物が、美術品として100万以上になったりするという価値についても取り上げられたのでしょうね。
入江早耶さん今後の目標
広島の平和祈念資料館に寄せられる千羽鶴で何か作りたい!
平和祈念資料館に世界中から千羽鶴が送られてきて処分が問題になっているそうです。
千羽鶴からできた再生紙から文房具や小物などが商品になっていますが、入江さんは、作品として作りたいと思っているそうです。
他には、人間が着れるくらいの大きなものや、まだ漠然とですが、映像も作りたいと話されています。
これから、どんな新たな作品が生まれるか、楽しみですね!
入江早耶さんの作品や情報については、インスタグラムでも確認できます!
「突撃カネオ君」の作品も見れますよ!
まとめ:【突撃カネオくん】消しクズ立体アート!作者は誰でどんな人?プロフィール!制作のきっかけや経緯も
- 消しカスアートの制作者は、入江早耶(いりえ・さや)さん!
- 入江早耶さんは、1983年生まれの41歳(2024年12月時点)。岡山県でお生まれになり、現在は広島県にお住まいです
- 入江早耶さんが消しカスアート作品を手がけるようになったのは、大学の卒業制作が発端
- 入江さんの作品は、絵画を消した消しカスで、二次元の絵画を三次元に復元した作品
- 作品の緻密さは、発想は多くの人を驚かせている
- 入江さんの今後の目標は、広島平和祈念資料館に送られてくる千羽鶴を使い作品にしたい
入江早耶さんについて、消しカスアートを始めたきっかけや経緯などまとめてみました。
入江さんは、国内だけでなく、海外での個展も開催。
世界にその名を徐々に広めている入江さんの今後の活動に目が離せません!
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