大河ドラマべらぼうの浮世絵(木版画)指導だれ?新實さんと京増さん紹介!アダチ版画研究所店舗の場所について!

べらぼう 新實 京増 プロフィール おすすめスポット

NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」では、浮世絵の版元を題材とした物語ということで、数々の浮世絵が登場。

さらに、その製法技術もドラマの中で、随所にみられ、とても高度なテクニックがいるものだと、ただただ感心するばかりです。

そんな、ドラマの制作にあたり、浮世絵制作の協力を行ったのが、「アダチ版画研究所」。

この記事では、NHK大河「べらぼう」の舞台裏、木版画の指導を務められた職人のお二人や所属のアダチ版画研究所について紹介します。

最初に、アダチ版画研究所の場所など紹介いたします。

新實護允(にいのみ・もりちか)・京増与志夫(きょうそう・よしお):べらぼう撮影シーンXにて

アダチ版画研究所公式ホームページにも大河ドラマ「べらぼう」への版画指導と、エキストラとしても出演されたことを公表されています。

今年の大河ドラマは今年の大河ドラマは、吉原遊廓に生まれ育ち、「浮世絵の黄金期」に喜多川歌麿と東洲斎写楽という二大スターを生み出した版元・蔦屋重三郎が主人公。

浮世絵の版元を題材とした物語ということで、ご注目なさっている方も多いのではないでしょうか。

この大河ドラマ「べらぼう」には、当時の浮世絵の色の監修や復刻版浮世絵の提供をはじめ、版画製作のシーンにおけるエキストラ出演など、版画指導としてアダチ版画も協力させていただいております。

引用:アダチ版画研究所公式ページ

その時の映像がXにて紹介してありましたよ!

新實護允(にいのみ・もりちか)さんが、「一目千本」の版木を彫るシーンです。

髷(まげ)の髪形も良くお似合いで、出演のことを知った時にはビックリしました。

摺師(すりし)のシーンは、京増与志夫(きょうそう・よしお)さんが出演されました。

お二人とも、時代に溶け込んでいます。

出演された回は…

大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」第3話の放送が1月19日(日)

千客万来「一目千本(ひとめせんぼん)」は、横浜流星さん演じる蔦屋重三郎が吉原の遊女たちをさまざまな花に見立てて、本を出版。

蔦屋が版元として手掛ける初めての本となります。

そこで、彫師や摺師と共に本を作り上げていくシーンで彫師・新實護允(にいのみ・もりちか)さんと、摺師・京増与志夫(きょうそう・よしお)さんが出演されました。

べらぼう出演:新實護允(にいのみ・もりちか)・京増与志夫(きょうそう・よしお)のプロフィール紹介

大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」第3話の放送が1月19日(日)に出演の、

  • 新實護允(にいのみ・もりちか)さん
  • 摺師の京増与志夫(きょうそう・よしお)さん

について紹介していきます!

彫師(ほりし)の新實護允(にいのみ・もりちか)さんについて

  • 名前:新實護允(にいのみ・もりちか)
  • 年齢:80歳(2025年2月に産経新聞にて掲載)

昭和40年~48年:大倉半兵衛氏(彫師の名人)の工房で8年間修業を始められます。

昭和48年~令和7年現在:アダチ版画研究所に入社

大倉半兵衛氏の最後のお弟子さんとして彫師の修行を積まれた後、アダチ版画製作所へ入社されました。

新實護允(にいのみ・もりちか)さんは、浮世絵伝統技術を現代に受け継ぐ熟練の彫師。

その技術と精度は、まさに職人芸の極みといえるでしょう。

新實護允(にいのみ・もりちか)さんの技術の凄さについて

  1. 繊細な「毛割」技法
    歌麿の美人画に見られる髪の毛の細い線を彫る「毛割(けわり)」という技法を駆使して、極めて細かい線を正確に彫る。
  2. 作業環境:光の工夫
    手元を明るくするために電球の下に水の入ったフラスコを吊るし、光が水に当たって乱反射することで影をなくし、細かな線を見えやすくする。
  3. 鑿(のみ)使い
    小刀やのみといった様々な道具を駆使。50年以上の経験で培われた技術の持ち主。

このように、新實護允(にいのみ・もりちか)さんのような彫師の存在によって、伝統技術が現代に受け継がれ、その美しさが今もなお多くの人達を魅了し、感動を与えています。

摺師(すりし)京増与志夫(きょうそう・よしお)さんについて

  • 名前:京増与志夫(きょうそう・よしお)
  • 生年月日:1980年7月7日
  • 年齢:45歳(2025年4月時点)

拓殖大学大学院工学研究科 視覚伝達デザイン学専攻を終了後アダチ版画研究所に入所。

摺師(すりし)は、彫られた版木に色をのせ、和紙に摺る工程を担当されます。

京増さんは、色の濃淡や重なりを巧みに操り、浮世絵の繊細な表現を再現する技術を持っています。

アダチ版画研究所では、主催の版画教室やワークショップで講師を務めたり、サンディエゴ州立大学のサマーコースでも摺りの指導を行っています。

また、ルーマニアやモンゴルなど海外でも実演をするなど、浮世絵の魅力を海外へも発信し広めています。

では、お二人が所属されているアダチ版画研究所について紹介します。

アダチ版画研究所の実店舗!場所について!

店舗名ADACHI HANGA (株式会社アダチ版画研究所)
住所〒161-0033
東京都新宿区下落合3-13-17
地図
TEL03-3951-2681
アクセス・JR山手線「目白駅」徒歩10分
・都バス白61系統(練馬車庫前-新宿駅西口)
「下落合3丁目バス停」徒歩3分
営業日平 日10:00~18:00
土曜日10:00~17:00
定休日日曜・月曜・祝祭日

ADACHI HANGA (株式会社アダチ版画研究所)では、JR「目白駅」から徒歩10分の所にあります。

ADACHI HANGAショールームには、アダチ版画研究所がこれまでに復刻した約1200点の浮世絵や、アーティスト絵師の方々の作品、「現代UKIYOE」も見ることが出来ます。

古くから伝わる伝統技術と、現代アートのコラボレーションとして、その魅力を発信されています。

また、展示と共に販売もされており、贈り物の対応なども細かく設定しておられます。

展示品も時期により定期的に替えており、季節の移ろいを楽しめるようなショールームとなっているようです!

公式ページはこちら⇒ADACHI HANGA(株式会社アダチ版画研究所)

まとめ:大河ドラマべらぼうの浮世絵(木版画)指導だれ?新實さんと京増さん紹介!アダチ版画研究所店舗の場所について!

  • 大河ドラマ「べらぼう」の浮世絵(木版画)を指導されたのは、彫師の新實護允(にいのみ・もりちか)さんと摺師の京増与志夫(きょうそう・よしお)さん
  • 彫師の新實護允(にいのみ・もりちか)さんは、年齢80歳。50年以上の経験で培われた技術の持ち主
  • 摺師の京増与志夫(きょうそう・よしお)さん1980年生まれの45歳。拓殖大学大学院を経てアダチ版画研究所へ
  • 摺師として、京増さんは、色の濃淡や重なりを巧みに操り、浮世絵の繊細な表現を再現する技術を持っています
  • アダチ版画研究所の実店舗(ショールーム)は、東京都新宿区下落合3-13-17にあり、JR山手線「目白駅」徒歩10分のところ
  • 実際に復刻版浮世絵やアーティストさんたちの作品の現代UKIYOEを実際に見ることが出来、購入も可能です

アダチ版画研究所さんが、NHK「べらぼう」で木版画指導をされていることを知って、ドラマを鑑賞すると新たな楽しみや発見があるかもしれませんね!

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