きょうの料理に、帝国ホテルの第3代総料理長である、杉本雄(すぎもと・ゆう)シェフが出演され、変幻自在の卵を使った料理を紹介して下さいます!
だんだん気候も暖かくなり、花も色づいてくる季節。
春の食卓をパッと明るくしてくれるトロッととろけるオムレツなど3品目紹介して下さいます!
杉本雄シェフは、帝国ホテルの料理長を務められていますが、年齢などプロフィールも気になるところ。
シェフになった経緯や、これまでの経歴についても紹介していきますので、ご覧下さい!
【きょうの料理】帝国ホテル第3代杉本雄料理長:プロフィール
20年ぶりに帝国ホテルの料理長が代わりました。38歳という若さで400人の料理人を束ねる杉本雄さんのインタビュー。「典型的なA型」で家事全般が得意。休日の朝は1時間かけてシャツ5枚にアイロンをかけるのだとか。28日朝刊より。#帝国ホテル #シェフ #杉本雄 #デュカス #ムーリス #nikkeithestyle pic.twitter.com/fB8UCvI0aZ
— NIKKEI The STYLE (@NIKKEITheSTYLE) July 27, 2019
- 名前:杉本雄(すぎもと・ゆう)
- 出身地:千葉県銚子市
- 生年月日:1980年11月7日
- 年齢:44歳(2025年4月時点)
- 最終学歴:1999年3月 学校法人後藤学園 武蔵野調理専門学校
一流ホテルの総料理長を想像すると、大ベテランで年齢ももっと上の方を想像してしまいますよね。
しかし、杉本雄シェフが総料理長に就任されたのは2025年4月で44歳。
若くして就任されたという印象です。
しかし、当時約350人の料理人を束ねる東京料理長には、さらに若く、38歳で任命されています。
初代総料理長の村上シェフも37歳にして帝国ホテルの第二館の料理長を務められていますので、実力と統括力が認められてのことでしょう。
多くの料理人たちがひしめく世界、人間性・技術・センス・確かな味覚などを兼ね備え、選ばれた杉本シェフ。
なぜ、料理の道を選ばれたのか、帝国ホテルに入社した経緯など見ていきましょう!
帝国ホテル第3代総料理長・杉本雄:料理の道を選んだわけ
- 祖父や父が料理好きに影響を受けた
- 手先が器用で、家庭科の調理実習も好きだった
杉本さんのご家庭では、祖父や父が料理好きで、男性が台所で料理をされている姿をよく見て育ったそうです。
中学の頃には、マイ中華鍋を横浜中華街まで行き購入。火力にもこだわり、中華鍋に付随して中華鍋用の五徳、専用お玉も買うほど。
道具にもこだわる料理好きになっていったそうです。
高校生の頃には、将来は料理人になりたいと文集に書き、そのころから料理の道を選ばれていたようです。
帝国ホテル第3代総料理長・杉本雄:帝国ホテルとの出会い!
杉本シェフが帝国ホテルに入社するきっかけとなった出来事がありました!
両親の友人の結婚式で帝国ホテルを訪れ、料理に感動したから!
結婚式で、出された料理を見て、感動したことがきっかけとなり、帝国ホテルで料理人になると心に決めたそうです。
杉本シェフの行動力がすごかった。
帝国ホテルへ入るにはどうしたらよいか分からなかったため、直に電話をかけ、就職するにはどうしたらいいかと聞かれたそうです。
帝国ホテルは高卒は採用していないということと、調理師学校で学んでから入社する道筋を聞くことが出来ました。
杉本シェフはまだ、食い下がり、どこの専門学校にいけば、入社できるかも聞き、武蔵野調理師専門学校の卒業生が多く勤めていることを聞き出しました。
杉本シェフがなんとしても帝国ホテルに入社したいという意欲が伝わりますね。
他の専門学校など調べることなく、武蔵野調理師専門学校に進まれました。
杉本シェフが卒業した年は、残念なことに帝国ホテルの採用がなく、帝国ホテル内のレストランアルバイトをしながら、本採用の機会をうかがったようです。
1999年5月、杉本シェフ念願の帝国ホテル入社となりました!
帝国ホテル第3代総料理長・杉本雄:フランスで13年修業
帝国ホテルのメインダイニング・「レ セゾン」に所属。
そこで、フランスのシェフを教授として招く機会があり、フランス人シェフの繊細な仕事や集中力を目の当たりにした杉本シェフ。
次に考えた事は、フランスでの修業。
当時の料理長から反対を受けたが、決意は変わらず、5年という短い期間で退社し、渡仏されました。
「二度と敷居は跨げない」とまで覚悟をされての渡仏だったそうです。

なんと、コネもお金も語学力も就労ビザもなかったそうよ!
料理人の道、帝国ホテルの入社、渡仏…これまでに、一度決めたら決意を曲げない杉本シェフに驚きでいっぱいです。
フランスでは、履歴書を100通以上書いて送り、採用してくれるお店にすべて行ったそうです。
給仕から菓子つくりなど、厨房だけでなくホール、接客など様々な経験し、フランス語力、ワインの知識、デザートの考案力が今に繋がっています。
そんな杉本シェフは、2人の老舗ホテルの巨匠のもとで働く機会を得ました。
アレノ氏からは
「人に真似されるものを作りなさい」と、常に新しいものを生み出していくクリエイティブさ
デュカス氏からは
素材の本質のこだわり、その本来の魅力を引き出すことの大切さ
を学ばれたそうです。
お二人には共通点は、
応援したい人であり、この人の料理を後世に残したいと周りが思う人柄や魅力を備えられていたということでした。
巨匠であるお二人から、多くの事を学ばれた、一緒に働けた時間は”私の宝”とも言われています。
帝国ホテル第3代総料理長・杉本雄:帝国ホテルで再スタート
帝国ホテルで再チャレンジの話があり、2017年4月再入社となります。
渡仏の際には、「二度と敷居は跨げない」と思っていたのは、杉本シェフの思い込みだったのですね。
当時の田中総料理長は、心待ちにされていたのでしょう。
杉本シェフの事を
川で育ち、大海に出て力をつけ、脂をのせて育ち、再び川に戻ってきたんだ
と話されたとか。
温かい気持ちで迎えられ、杉本シェフも帝国ホテルに戻れることが嬉しく、決意されました。
最初は、宴会調理課のシェフ、2019年に東京料理長就任、2025年に総料理長へと現在に至りました。
渡仏しての修行は、総料理長になる大きな石末渡仏しての修行は、総料理長になる大きな礎となったんですね。
帝国ホテル:杉本雄シェフの思い
料理人として大切にしていることは
敬意!
- 食材を育ててくれる生産者
- 一緒に働く調理スタッフ
- 完成した料理をお客様の元へ届けてくれるサービススタッフ
- 召し上がってくださるお客様
すべてに敬意と感謝の気持ちを持つこと。
そして、帝国ホテルの発信力として、料理動画の配信などいい意味で身近に感じてもらいたい。
こういう人が料理長だったら帝国ホテルに一度いってみたいよね
と思っていただけるような料理長になっていきたい!
と話されています。
帝国ホテルのサイトでは、ふっわふわのスフレをYouTube動画で配信。
「きょうの料理」テレビ出演も大きな役割を果たすと思います。
今回の「きょうの料理」出演では卵料理の代表!
トロッととろけるプレーンオムレツや、手軽に食パンで作れるキッシュや、手作りマヨネーを使った卵サンドを紹介されます。
家にある材料で、ホテル風にリッチに作れる工夫を分かりやすく教えてもらえそうです!
帝国ホテル第3代総料理長・杉本雄:略歴まとめ
最後に、帝国ホテルからの略歴を一覧にしています。
- 1999年5月
帝国ホテル入社- 2000年4月
調理部レストラン調理課 レ セゾン- 2004年4月
退社(渡仏)- 2004年
ホテル・レクラン- 2006年
ホテル・ドゥ・キャランテック- 2006年
ホテル・ル・ムーリス
ヤニック・アレノとアラン・デュカスの元でシェフを務める- 2014年
レストラン レスぺランス 総料理長- 2016年
レストラン スクエア(ロンドン)総料理長- 2017年4月
帝国ホテル再入社 宴会調理課シェフ- 2019年4月
東京料理長就任- 2023年4月
執行役員 兼 東京料理長 兼 調理部長就任- 2025年4月
常務執行役員 帝国ホテル総料理長 兼 東京料理長- 引用:帝国ホテルサイトページ
休みには、映画や岩盤浴、また、アイロンがけでシャツをピシッとさせるのが好きとも話されています。
テレビでは、個人的な話題がでてくるのか?楽しみですね!
まとめ:【きょうの料理】帝国ホテル総料理長の杉本雄が出演!プロフィールや経歴について
- 杉本雄さんは、帝国ホテル第3代総料理長に2025年4月に就任されました
- 杉本雄(すぎもと・ゆう)さんは、1980年生まれの44歳。千葉県銚子市出身です
- 1999年3月 学校法人後藤学園 武蔵野調理専門学校をご卒業されました
- 帝国ホテルへは、1999年に入社されるが2004年退社されて、渡仏され13年間修業されました
- フランスでは、老舗ホテルの巨匠の元で働き、レストランの総料理長も務めた経験を持つ
- 帝国ホテルに2017年再入社し、調教料理長を経て、総料理長に就任
「きょうの料理」での杉本雄シェフ直伝の料理!しっかり見て家でもチャレンジしたいですね!