新潟県の燕市は、背脂ラーメン発祥の地として知られています。
もともとは工場で働く人たちが、冷めにくく腹持ちの良いラーメンを求めたことがルーツとなっているようです。
そこで生まれたのが極太麺×濃口醤油×たっぷり背脂という現在の燕三条系のラーメンです。
「鶴瓶の家族に乾杯」5月12日と19日放送は、新潟県の燕市を訪れますが、その時も燕市のラーメン店で、背脂ラーメンを食される映像がありました。
さて、どこのラーメン店なのでしょうか?
いろいろとSNSなど調査したところ、元祖背脂ラーメン店の「杭州飯店」ではないかという情報が一件ありました。
他のお店だったらすみません。
※追記:番組で訪れたお店は、「大むら支店」でした。
「大むら支店」についての情報はこちらをご覧ください!

この記事では、燕市に沢山あるラーメン店の中でも、元祖である背脂ラーメン店杭州飯店を紹介します。
新潟県燕市の元祖背脂醤油ラーメンお店は杭州飯店!お店の場所や詳細について
店舗名 | 杭州飯店(こうしゅうはんてん) |
住所 | 〒959‐1288 新潟県燕市燕49‐4 |
地図 | |
TEL | 0256‐64‐3770(予約不可) |
アクセス | JR弥彦線「西燕」駅から徒歩10分 JR弥彦線「燕駅」から車で5分 |
駐車場 | あり(50台分) |
席 | 80席 |
営業時間 | 火・水・木・金 11:00~14:30 17:00~19:50 土・日・祝日 11:00~19:50 |
定休日 | 月曜日(祝日の場合営業・翌日休み) ※月に1~2回連休あり |
備考 | ・全席禁煙 ・お休みは変更の場合もあるためお店に確認を! |
杭州飯店は、2020年から2024年まで、食べログ百名店に選び続けられている味には定評のあるお店となっています。
他県からも多くのファンが燕市ならではの背脂ラーメンを求めて訪れてきます。
こちら、杭州飯店は、ラーメン以外にも中華丼や焼きそば、餃子なども提供。
餃子も中の餡がたっぷり入り、外はパリパリの仕上がりで、口コミでも多くの人がおいしいと投稿されていました。
さて、杭州飯店さんは、元祖ということですが、どのようなお店なのか調べてみました。
杭州飯店のラーメンの特徴!
【スープ】
- 濃い褐色色のスープ。
- 樽のまま仕入れた濃口の生じょうゆが味の要となっている。
- こってり背脂の甘みと、全国から厳選した煮干しを使ったダシの香りが特徴となっている。
- 見た目ほど重くはないようです。
【麺】
- うどんのような極太麺は毎朝打ったものを使用。
- スープに負けない小麦の風味が特徴。
- ゆでる際に冷水を加えることで、もっちもち食感が生まれる。
- 打ち立てじゃないとこのもちもち食感は出せないと店主もコメントされています。
【具材】
- チャーシューに使う豚肉は国産。
- 余分な脂を取り除き、中心部分を使用。
- チャーシューはしっとり柔らかで優しめの味が中までしっかりあり、脂身がないがスープの背脂が補う。
- メンマも柔らかで甘めな味となっている。
杭州飯店:実際の口コミを見てみましょう!
【ポジティブな声】
背脂が多いけど意外としつこくなくて飲み干せるスープ!
極太面が癖になる。量も多くて大満足!
チャーハンや餃子もめちゃくちゃおいしい!
餃子はでかい。しかし、ただでかいだけではなくって、大きい皮いっぱいに餡が入っている。
【気になる点】
人気店なので行列必死。時間帯を選んだ方がいい
脂が苦手な人は少し重いかも
太麺使用のためか提供まで少し時間がかかる
元祖杭州飯店について
杭州飯店の前身は、福来亭。
昭和7年頃、当時は屋台として始まりました。
日本各地を回り、新潟が景気がよいという話を聞き、燕市で屋台を開くことにされました。
燕市は、金属工場が立ち並び、お客も多く屋台も繁盛しますが、火力が弱い屋台では細麺でしかゆでることが難しかったそうです。
福来亭としての店の味は、薄味細麺でした。
その後、店を構えられ、火力も強い調理が出来るようになりお客さんの要望も聞くうち、ラーメンの形態が変化していきました。
お腹にたまるように麺を太くする、スープの味もしょっぱく、背あぶらを入れて脂の甘さも加わる(中国料理からの影響もあった)というように変化。
二代目が昭和39年に福来亭で働き始め、昭和52年に中国料理店・杭州飯店としてリニューアル開店をされました。
先代が中国料理をやりたいという願いをくんでのことのようです。
燕市に背脂ラーメン店が多いのは、初代店主がレシピを公開したとの話もありました。
初代の考え方、心の広さも垣間見れました!
まとめ:【新潟県燕市】元祖背脂醤油ラーメンお店は杭州飯店!お店の場所や詳細について
- 杭州飯店の場所は、新潟県燕市燕49‐4にあり、JR弥彦線「西燕」駅から徒歩10分、JR弥彦線「燕駅」から車で5分のところ。
- 杭州飯店のラーメンの特徴は、スープは、濃い褐色色のスープ。樽のまま仕入れた濃口の生じょうゆが味の要。
- 麺は、うどんのような極太麺は毎朝打ったものを使用。
- 具材は、チャーシューに使う豚肉は国産。余分な脂を取り除き、中心部分を使用し、しっとりしている。
- 杭州飯店の前身は、福来亭。昭和7年頃、当時は屋台として始まりました。
- 二代目が昭和39年に福来亭で働き始め、昭和52年に中国料理店・杭州飯店としてリニューアル開店をされ、他の餃子などのメニューも出すようになる。
杭州飯店は、元祖背脂ラーメンのお店。燕市の発展と共に歩んできたラーメン!
一度味わってみる価値がありそうですね!