建築家の北川啓介プロフィール!和菓子のようなインスタントハウス開発についてや価格は【情熱大陸】

建築家の北川啓介(きたがわ・けいすけ)さんが”情熱大陸”に出演されます。

斬新なアイデアで開発された家はどこか和菓子に似たインスタントハウス。

ご実家は、名古屋市北区に店舗を構える昭和39年からの老舗和菓子屋「尾張菓子 きた川」。

父親は、瑞宝単光章まで受章された職人さんです。

小さい頃から後を継ぐのを夢見てお客の笑顔を見ながら育った環境が、今のインスタントハウス開発にも繋がっているのでしょうか。

北川さんのプロフィール、建築家になった経緯やインスタントハウスの開発についてまとめてみましたので、一緒に見ていきましょう。

建築家の北川啓介:プロフィール

北川啓介さんは、1974年3月26日生まれの50歳です(2025年1月時点)

  • 生年月日:1974年3月26日
  • 年齢:50歳(2025年1月時点)
  • 出身地:愛知県名古屋市
  • 職業:建築家・建築学者
  • 所属:
    名古屋工業大学大学院教授
    北川建築研究所

北川啓介実家:「尾張菓子 きた川」名古屋本店について

〒462‐0837
愛知県名古屋市北区大杉3丁目14-7

【問い合わせ】
052-911-3710

【営業時間】
9時~16時(水曜~土曜)
9時~15時(日曜・祝日)

【定休日】
月曜日・火曜日

他、店舗情報はこちら⇒きた川公式ページ

北川啓介:和菓子職人の夢から建築へ

建築学科に進んだのは和菓子との共通点があったから!

小さい頃から和菓子職人を夢見て育った北川さんの転機は、高校3年の時でした。

父親から、まだ後を継ぐのは早いと言われたことや、周囲の同級生が皆、名古屋工業大学を受験することから自身も名古屋工業大学を受験したそうです。

建築学科に進まれた理由としては、

和菓子職人の皆さんが、古いものや新しいものを含め、様々な素材を用いて土地の文化や伝統を守っていることに建築との共通点を感じたから。
和菓子作りの参考にもなって、逆に、和菓子作りを通して学んだものづくりのメカニズムや知識も、もしかしたら活かせるのではないかと思った
引用尾:アド・スタディーズ

このことから、ご実家の和菓子作りが北川さんの根底にあり、常に同じ目線で考えられていたということが分かります。

まるっきり違うような人生の選択?とも思えましたが、北川さんの中では一本の線で繋がったものであり、自然な流れだったようですね。

名古屋工業大学工学部時代:和菓子の模型を作る

北川さんが名古屋大学に在学中に作った模型は、和菓子で作られていた。

人間の持つ曲線の美しさを表現しやすいということから、美術館の建築模型をすべて和菓子の材料で作製しました。

このことがきっかけで教授に気に入られ大学に残り研究者の道へ進まれました。

インスタントハウス開発のきっかけ

インスタントハウス開発のきっかけは、石巻小学校の3年生と4年生の子との出会いだった

2011年東日本大震災の時、新聞社の依頼で被災地に行くことになり2人の小学生に出会いました。

2人の小学生は、ずっと北川さんの後をついて回ったそうです。

帰ろうとしたとき言われたのが、

仮設住宅ができるまでそうして3ヶ月や半年まで待たないといけないの?大学の先生なんだから来週建てて

答えられず、悲しくて悔しくて。

何もできなかったその言葉に打ちのめされたそうです。

避難所から帰ってから、

仮設住宅が3ヶ月から6ヶ月かかる理由をノートに書き始めました。

するとあることに気が付きました。

重い軽い
値段が高い値段が安い
硬い柔らかい
資材が多い資材が少ない
持ち運びがしづらい持ち運びがしやすい

など、書き出すと40の問題点があり、一緒に対義語も書き上げた。

これを全部成し遂げれば皆さんの役に立てるのではないか。

即座に届けられる住宅ができるのではないかと考えたそうです。

ダウンジャケットにヒント

車から外に出た時、ダウンジャケットを羽織った時思いついた。

「空気だ!」

空気ならどこにでもあるし、金額もかからない。

40の問題点を見事にクリアしたのが空気でした。

それからは、身の回りのありとあらゆるもので試行錯誤する日々。

ペンシルバルーン・大きなスポンジ・電源なしで膨らませる方法を爆竹や花火で行うなど数々の方法を試しました。

5年かかって開発!フランスパンにヒント

理想の構造パン屋で見つけたフランスパンにありました!

パン屋で見つけた理想の構造は、フランスパンでした。

ここでも、食べ物を参考にするところは北川さんらしいですよね。

外は硬い、中はふわっとの構造を参考に検討を重ね、2016年10月やっと形になりました。

テント状のシートを送風機で膨らませ、内壁に発泡性の断熱材を吹き付ける方法。

柱も壁もない前代未聞の建築物。

その構造は、まさにフランスパン。

これが原型となりさらに進化させたものが、現在の屋外型インスタントハウス。わずか1時間で完成。

早急な支援活動を可能にされ、被災者にに喜びや感動もそして希望も与えてくれていることが、SNSからも伝わってきます。

鹿児島の和菓子かるかんをイメージしたとありましたが、どこか大福餅のようにも見えますね。

仮設住宅を建てて!とお願いしてきた子たちに会って伝えたいとも話されていました。

また、屋内用として使用できる段ボールインスタントハウスも開発。

原価およそ1万円設置時間約15分

このダンボールインスタントハウスは能登半島地震でも翌日には届けたそうだ。

子供達と一緒に組み立て出来上がった時には「おぉ」と感動!

ある子どもは、お家ができた!と笑顔に。

そこで見た笑顔は、まさに実家の和菓子屋で毎日見ていたお客さんの笑顔と繋がっていると感じたそうです。

屋外用インスタントハウスの価格は?購入はできる?

現在、法人のみの販売で個人への販売はしていないそうです!

【価格】※価格変動あり

Sサイズ(5㎡):¥1,100,000(税込)
Mサイズ(15㎡):¥1,870,000(税込)
※Mサイズのみ家具セットバージョン¥2,054,800(税込)
Lサイズ(20㎡):¥2,585,000(税込)

震度6強の地震に耐えるそうです。

詳しくは、こちらLIFULL ArchiTech

まとめ:建築家の北川啓介プロフィール!和菓子のようなインスタントハウス開発についてや価格は【情熱大陸】

  • 北川啓介さんは、北川啓介さんは、1974年3月26日生まれの50歳です(2025年1月時点)
  • 北川さんは、高校三年生で親から和菓子屋はまだ早いと言われた事と、同級生が名古屋工業大学に受験したことから、同じように大学受験
  • 名古屋工業大学で建築学科で学び、和菓子の模型を作ったことで教授に気に入られ、大学に残り研究者の道へ進む
  • 東日本大震災で、小学生と出会って仮設住宅を来週建ててとお願いされたことがきっかけで、インスタントハウスの開発に取り組む
  • 北川さんは、インスタントハウスだけでなく、屋内用の段ボール製のインスタントハウスも開発し、被災地の支援をされています

北川啓介さんは建築を大きい和菓子に近づけたいという夢があるそうで、今からでも和菓子職人になりたいとも話されています。

そんな北川さんの開発によって多くの被災者の方が救われたことや、夢や希望も与えてくれる存在であることがわかりました。

海外への支援にも力を入れられていることもあり、日本だけでなく世界で求められる北川さんの活動を応援したいですね!

 

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