【おとな時間研究所】堀道広プロフィールや経歴!金継・漫画家の二刀流!金継教室や漫画についても

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NHK「おとな時間研究所」では、金継の魅力について取り上げられ、各地で金継ぎ教室を開催されている堀道広さんが出演されます。

NHK番組では…

「割れたりした思い出の大切な器をつくろい、金粉で装飾してよみがえらせる金継ぎの魅力、また、魅せられた人たちを大研究!」

として放送されます。

堀さんですが、漆職人と言われているので、金継ぎ職人と漆塗り職人を両方されているのかと…

はじめに疑問を持ちましたが、金継ぎに漆を使うため、漆職人と言われていることに納得。

今回この記事では、

「【おとな時間研究所】堀道広プロフィールや経歴!金継・漫画家の二刀流!金継教室や漫画についても」

と題して、金継ぎの奥深さや、堀さんの哲学的要素を含んだ金継ぎ教室「金継ぎ部」についての紹介をします。

また、堀さんは漆職人としての技術や経験を、漫画にもされている異色の職人。

堀さんのプロフィールや経歴、漫画活動についてもまとめました。

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【おとな時間研究所】堀道広プロフィールや経歴!金継・漫画家の二刀流!

堀道広(ほり・みちひろ)さんは1975年生まれの50歳(2025年時点)、富山県出身です!

  • 名前:堀道広(ほり・みちひろ)
  • 生年:1975年
  • 年齢:50歳(2025年時点)
  • 出身地:富山県

【学歴】

  • 高岡短期大学現:富山大学芸術文化学部 漆工芸専攻卒業
  • 石川県立輪島漆芸技術研修所修了

【職歴】

  • 文化財修復会社を経て漆職人として勤務

【漫画家としての活動】

  • 1998年
  • 月刊漫画ガロで漫画家デビュー
  • 2003年
  • みんき第五回アックス漫画新人賞佳作受賞

堀道広さんは、金継(漆職人)と漫画家の二刀流の職人さんです。

堀さんの漫画には、金継やご自身が大好きなパンの要素など盛り込まれたものがあります。

金継ぎってどんなもの?

金継(きんつぎ)は、壊れた器を直して使い続ける日本独自の美意識に基づいた修復技法。

金繕い(きんつくろい)とも呼ばれているそうです。

【特徴】

  • 傷を隠さず、むしろ「美」として見せる
  • 割れ目や欠けた部分に金をあしらうことで、新たな魅力を持った作品に生まれ変わる
  • 修復によって器に新しい物語が生まれる
  • 使い続けてきた時間や、壊れた瞬間の思い出も含めて、器の歴史を受け入れる
  • 日本の「侘び寂び・わびさび」文化と共鳴

不完全さや古さに美を見いだす価値観が金継ぎには現されています

日本の伝統文化という事だけでなく、モノを大切にする心や愛着など哲学的要素も含まれ、近年注目を集めているようです。

その中で、堀さんの金継ぎ教室「金継ぎ部」は、金継ぎの技法だけでなく、その背景にある哲学・文化について学べる貴重な機会となっています。

漆を使う「本格的な金継ぎ」の流れを簡単に!

破片の洗浄・乾燥
汚れや油分を取り除く

接着
生漆や小麦粉とのりなどを混ぜた「麦漆」で破片を接着

補修・成形
欠けた部分には「刻そ(こくそ)」というパテを使って形を整える

乾燥・研磨
漆をしっかり乾かし、固まった部分をやすりで研磨

黒漆を塗る
表面に漆を塗り、金粉・銀粉をまぶす

仕上げ
金粉を押さえ、全体をなじませて完成

という流れのようです。
(※内容を簡略化しています)

堀さん開催の金継ぎ部では、1回2時間の講習で、5回がワンクールとなっていましたので、モノにもよるかもしれませんが、5回受講の手作業が必要のようです。

堀さんのモットーである、「おおらかに金継ぎを楽しみましょう~」ということで、心の癒しになる時間ともいえるでしょう。

堀道広金継教室:金継ぎ部について

堀さんの金継部の開催情報は「金継ぎ部ホームページ」にて確認することが出来ます。

名称多摩 金継ぎ部(国立市)
場所東京都国立市富士見台4丁目工房内
(堀さんの工房)
TEL090-6102‐5186
名称西荻窪 群言堂 金継ぎ部
場所東京都杉並区西荻窪
石見銀山 群言堂 西荻窪 暮らしの研究室(旧りげんどう)
名称代官山 蔦屋書店 金継ぎ部
場所代官山 蔦屋書店3号館2階シェアラウンジ
名称福岡 くらすこと 金継ぎ部
場所福岡市中央区平尾
「くらすこと」内、藤田ゆみさんオーナーのお店で開催

他、子ども向けの講座で、「金継ぎ」の方法を応用し、ほぼ同じ手順で割れてしまったクッキーやせんべいをチョコペンで接着し食用の金箔をまき、疑似金継体験も開催されていました。
(2024年4月開催)

金継ぎを子どもから大人まで楽しく体験することで、古き良き日本文化を今に継ぎ、広める活動をされています。

開催の場所については、金継ぎ部や、ショップのホームページから検索したものをまとめました。

※場所など変更の可能性もあるかと思いますので、詳しくは、金継ぎ部のホームページよりご確認ください!

堀道広さんのもう一つの顔である、漫画家についても調査!

堀道広:金継や漫画家としての活動の経緯

高校の頃には、ご自身が言う底辺の学校だったそうで「終わってる」が口癖だったそうです。

美大なら受かると思い受験するも叶わず、地元の短大に進まれました。

入学を機に人生をチェンジ!と考え、家出を決行し東京へ。

しかし、東京へ着いた日が3月19日の世間を震撼させた事件(地下鉄サリン事件)の日。

池袋駅を利用していたことや着の身着のままで寝ていたことで警察に注意され、あえなく東京をあとにします。

わずか一日の家出だったそうです。

しかし、気持ちを入れ替えた堀さんは、ちゃんと高校で勉学に集中し、卒業。

すぐに就職は難しいと考え、石川県輪島の3年制訓練校に行き、人間国宝の先生に指導を受けます。

なんと、入学試験の作品は、短大の先生に仕上げてもらったとか。

しかし、入学しても新たな思いが芽生えます。

同学年の夢をもった若者に感化され、海外へ。

悟りを拓くという思いで、3カ月間インドの旅に出られます。

旅の終わり、堀さんの悟りは?

梨を食べる少年をみて、梨がうまそうだなと思ったこと。

人間はどこに行っても梨がうまそうだなという気持ちは同じ。
美味しいと思う気持ちは、日本にいてもどこにいても同じという事に気づき、帰国。

しかし、堀さんにまたまた試練が。

君は職人的な作業に適性がない

と言われてしまいます。

この仕事しかないと思っていただけに、目標を失ってしまいます。

しかしそこで、大好きな漫画にスポットが当たります。

「月刊漫画ガロ」に漫画を送ると、見事入選を果たします。

ガロはその後倒産しましたが、漫画の持ち込みを続けて再度入選し、再び2回目の上京となりました。

堀道広:堀さん自身が漫画の世界感をもっている

上京後は地蔵通り商店街でおばあちゃんに服を売る
売り文句は、冷房避けにいかがですか~?の売り文句を駆使し、夏に長袖ブラウスを売る

家賃2万円の花屋の空き店舗にて
給湯器にホースをつなぎ土間シャワー!道路に排水し、女子高生に「変な泡が流れてる~」といわれたり…

堀さん自身の行動が、漫画にしたら面白そうなネタばかり…

現在、仕事などなんでも楽しもうというマインドに変化し、目の前のことに一生懸命になったとか。

日常が面白い堀さんだからこそ、新たに生み出される漫画をファンは楽しみにしていることでしょう。

堀道広:漫画などの活動について

漆を題材にした漫画や本は…

【漫画】

  • 「金継ぎおじさん」(マガジンハウス)
  • 「青春うるはし!うるし部」(青林工藝舎)

【本】

  • 「おうちでできるおおらか金継ぎ」(実業之日本社)
  • 「うるしと漫画とワタシ‐そのホリゾンタルな仕事‐」(駒草出版)

他、大好きなパンをテーマにしたものや、連載漫画、週刊文集など雑誌のイラストなど手がけておられます。

堀さんの漫画の描き方は独特

描くときは、ペンを寝かせるようにした独特の持ち方をされます。

絵が上手だねと言われるのがイヤで、

このほうが下手で面白い絵が描けるから

ということでペンも持ち方を変えているそうです。

堀さんの漫画は独特で、肩幅が短い、足が変な位置から生えているなど。

最近では首がないタッチで描くようになったとか。

漫画表現の面白さを探求して異次元の絵を描きたいという願望が現れているそうです。

そのアンバランスさが不器用さや豪快さを生みだしていると感じられます。

今後も、伝統技術を広めるための漫画や、面白さを追求したストーリーで私たちを楽しませてくれそうです!

まとめ:【おとな時間研究所】堀道広プロフィールや経歴!金継・漫画家の二刀流!金継教室や漫画についても

  • 堀道広さんは、1975年生まれの50歳(2025年時点)、富山県出身です
  • 学歴は高岡短期大学現:富山大学芸術文化学部 漆工芸専攻卒業され、石川県立輪島漆芸技術研修所修了されています
  • 職歴は、文化財修復会社を経て漆職人として勤務
  • 堀さんは、1998年月刊漫画ガロで漫画家デビュー、2003年みんき第五回アックス漫画新人賞佳作受賞をされています
  • 堀道広さんは、金継(漆職人)と漫画家の二刀流の職人さんです
  • 金継ぎ部は、堀さんの工房(東京都国立市富士見台4丁目)や、西荻窪・代官山・福岡でも開催
  • 堀さんの金継ぎ教室「金継ぎ部」は、金継ぎの技法だけでなく、その背景にある哲学・文化について学べる貴重な機会となっています

堀さんは、漆職人として金継ぎの伝統文化の継承と共に、漫画家の活動も通して私たちに生活の楽しみを提供してくれることでしょう!

NHK「おとな時間研究所」は必見です!


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