夜ドラ「バニラな毎日」すでに15話まで放送されています。
毎回15分が「え?もう?」と、あっという間に過ぎてしまい、数分間はドラマの余韻に浸っているのは、私だけでしょうか…
料理研究家の佐渡谷さん、パティシエの葵も生徒さんと向き合う和やかな雰囲気のお菓子教室。
悩みを抱える生徒さん達は、2人に見守られお菓子を作る過程で心が少しづつ軽くなっていく。
生徒さん達とのおいしい温かい15分間は、私たちにも感動や癒しを与えてくれます。
そんな、ドラマの企画をしたのは、影浦安希子さん。
企画についてどういう経緯があったのか調べてみました。また、制作にかかわった方の想いもまとめてみました。
バニラな毎日の企画は影浦安希子さん!
「バニラな毎日」の企画は、影浦安希子さん!
2回目の企画書で、「バニラな毎日」が採択されました。
影浦安希子さんは、NHK入局4年目。
NHK大阪放送局報道系の部署⇒ドラマ班へ2年前に異動となり、今回の企画提案者です。
「バニラな毎日」の企画を提案した経緯
「バニラな毎日」企画のきっかけについて
すごくおいしそうな素敵な装丁にひかれたというのが最初のきっかけ
影浦さんは、よく書店巡りをされるそうで、賀十つばささんの原作本のおいしそうなお菓子の表紙にひかれたそうです。
さらに、ストーリーでの決め手は…
最初は、表紙のインパクトで手に取られた本でしたが、登場人物がお菓子つくりによって癒され、心が少しづつ軽く変化する様子にもひかれ、企画に繋がったようです。
制作統括の熊野律時さん語る:影浦さんの企画について
企画提案については、2回目で通るのは珍しい事のようです。
なぜ、企画が通ったのかは、
- 企画のテーマが明確だったこと
- 影浦さんの「こういう物語があったらいいな」というストレートな気持ちが出ていたこと
この2点が大きな要因になったことを分析されています!
ドラマのテーマは
五感を刺激するお菓子の魔法が、孤独な人たちの心の渇きをいやすスィーツ・ヒューマンドラマ
現在、ストレス社会がかかえる数々の問題に、「バニラな毎日」のストーリーが求められていると言っても過言ではないでしょう。
企画が2回目にして通過するのは難しいとのことですが、納得の結果です。
「バニラな毎日」映像化について
影浦さんが企画を考えるうえで、当初は映像化に実感がわかなかったそうです。
制作統括の熊野さんや、演出の一木さんなどメンバーが構成される中でドラマ化が実感できたそうです。
その点を企画の上で重視したそうです。
演出チーフ一木正恵さん語る:お菓子はもう一人の主人公
お菓子の表現はこの作品ならではの魅力。
お菓子について学び尽くして収録に臨まれたそうです。
お菓子つくりで何がポイントなのか、何が映像的に映えるのか…
作中のお菓子については、すべて一から作るところを製菓指導の方にやってもらったそうです。
お菓子も主人公の一人と考え、
- どのカメラでどのレンズを使うか細部へこだわる
- いかに美しくいかに可愛らしく撮るかを丁寧に行う
といった工夫をし、人間模様とお菓子の映像がうまく対比するようにされたそうです。
お菓子つくりの工程と登場人物の心の変化を撮り逃さない
登場人物の
- (悩みなど)話したくなる
- 癒される
- 気持ちが変わってくる
といった心の動き。
お菓子が
- 膨らんでくる
- 香りが漂ってくる
- ぷくぷくと泡立ってくる
という出来上がるまでの工程。
お菓子と登場人物の対比を大切に撮影。
お菓子の湯気や、膨らみ、気泡などが登場人物に与える刺激を取り逃さないよう注力された演出のこだわりを話されています。
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制作陣から:ドラマを通して届けたい思い
”相談できる人がいる”と気づくことで、理想とは違う自分も受け入れることができたり、救われる人もいるのではないかと思っています。
このドラマがその小さなきっかけになればうれしいです。
引用:TVガイドWeb
そう語られた背景には、心理考証のカウンセラーの話も参考になったそうです。
~心理考証のカウンセラーの話~
そんな人がたくさんいるということ。
このドラマからは、そういった方たちの視点を変えるヒントになってほしいという願いも込められています。
引き続き、登場人物とお菓子達も気になりますが、葵の進む道や、静との関係はどうなる?
そしてそして、佐渡谷さんの過去にどのようなことがあったのか!
この先のドラマも見逃せませんね!
まとめ:バニラな毎日の企画は影浦安希子さん!制作陣の想い
バニラな毎日の企画は影浦安希子さん!企画提案2回目での採拓となった
「バニラな毎日」を提案したきっかけは
- 賀十つばささんの原作本のおいしそうなお菓子の表紙にひかれたから
- 悩みや痛みを重すぎない塩梅で書かれ、悩める登場人物たちと接する中で主人公自身の気持ちもほぐれていくストーリーにひかれた
- 佐渡谷さんという強烈だけど芯が温かいおばちゃんにひかれた
NHK大阪放送局制作の方達は、制作統括の熊野律時さん、演出チーフの一木正恵さん、企画の影浦安希子さん!
制作陣3人のドラマを通して伝えたいことは”相談できる人がいる”と気づいてほしい!
理想とは違う自分を受け入れられたり、救われる人がいたり…ドラマがそのきっかけとなってほしいという思いがありました
ドラマ撮影の裏側では、いかに細かな打ち合わせの元に行われているかが良く分かりました。
お菓子も一人の主人公!
今後も引き続き、お菓子と登場人物の心の変化やドラマの展開に目が離せませんね!
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