朝の静けさにそっと寄り添うように流れてくる、あの優しくて、どこか懐かしい歌声。
まるで語りかけるように、心の奥にすっと染み込んでくるそのメロディに、思わず耳を傾けてしまった人も多いのではないでしょうか。
「この歌声、誰なんだろう?」 そんな疑問から調べてみることにしました。
今回この記事では、
朝ドラ主題歌はハンバートハンバートについて(プロフィール)
朝ドラ「ばけばけ」主題歌で注目、フォークデュオ「ハンバート ハンバート」知ってる? 夫婦で活動27年https://t.co/bjyzOZYzX0
— 東京新聞デジタル (@tokyo_shimbun) November 3, 2025
NHK朝ドラ『ばけばけ』主題歌は「笑ったり転んだり」
歌っているのは…
ハンバートハンバートという男女2人組の音楽ユニット
メンバーは…
佐藤良成(さとう りょうせい)さんと佐野遊穂(さの ゆうほ)さん。
実はこのお二人、プライベートでも夫婦なんです。
佐藤良成(さとう りょうせい)プロフィール
- 1978年生まれ、神奈川県出身
- ボーカル、ギター、フィドル(バイオリン)、ピアノなど多彩な楽器を担当
- 作詞・作曲も手がけ、劇伴音楽やCMナレーションなど幅広く活動
佐野遊穂(さの ゆうほ)プロフィール
- 1976年生まれ、東京都出身
- ボーカル、ハーモニカなどを担当
- 透明感のある歌声で、楽曲に優しさと深みを添える存在HUMBERT HUMBERT
ハンバートハンバートってどんなグループ?
1998年に結成されたハンバートハンバートは、フォークやカントリーをルーツに持つ、素朴で温かな音楽世界が特徴のデュオです。
ハンバート ハンバートは、1998年に大学生だった 佐藤良成さんが中心となりスタートしました。
最初は6人ほどのバンドとして活動を始め、「もうちょっとおしゃれ路線でやりたいね」という思いもあったそうです。
その中で、佐野遊穂さんが誘われバンドに参加したのですが、実は音楽経験がほとんどなく、「音楽を聴くことすらあまりなかった」という状況だったそうです。
しかし、卒業・就職のタイミングなどでメンバーが次々と脱退し、気がつけば佐藤さん・佐野さんの2人だけで活動を続けるデュオになっていました。
以来、お二人は「男女デュオ」という形でフォーク・カントリーをルーツに据えた音楽を紡ぎながら、じわじわとファンを増やしてきました。
2人ともがメインボーカルを務め、時に掛け合いで、まるで日常の会話のように歌が進んでいくのが魅力。
グループ名の由来は、ウラジーミル・ナボコフの小説『ロリータ』に登場する主人公「ハンバート・ハンバート」から。
佐藤さんが「フレンチ・ポップス=ロリータ」というイメージを持っていたことから名付けられたという、ちょっとユニークなエピソードもあります。
2001年にCDデビュー!

なんと!夫婦で活動27年なんですって!
TV・映画・CM・子ども番組・アニメなど楽曲提供は多岐にわたります。
ハンバードハンバード:夫婦に子どもがいる?
ハンバートハンバートの佐藤良成さんと佐野遊穂さんには、男の子が3人います。ただ、名前や年齢は公表されていないようです。
夫婦であり、3人の子どもを育てながら音楽活動を続けている2人。
家庭の香りがにじむような、等身大の歌詞とメロディは、聴く人の心にそっと寄り添います。
朝ドラの主題歌に選ばれたのも、そんな“日常の中のドラマ”を描く力が評価されたからかもしれません。
「笑ったり転んだり」は、日々のささやかな感情を丁寧にすくい上げた、ハンバートハンバートらしい“人生讃歌”です。
朝の静けさに寄り添うようなメロディと、心にじんわり染みる歌詞が魅力です。
「笑ったり転んだり」はどんな曲?
NHK朝ドラ『ばけばけ』の主題歌「笑ったり転んだり」は、
ハンバートハンバートが書き下ろした新曲で、2025年10月1日に配信リリース
されました。
タイトル通り、笑ったり、転んだり、怒ったり、諦めたり…
そんな日々の感情の揺れを、やさしく肯定するような歌です。
歌詞に込められた想い
歌詞には、こんな一節があります!
「何があるのかどこに行くのか わからぬまま家を出て 帰る場所などとうに忘れた 君とふたり歩くだけ」
引用:歌ネット
このフレーズが象徴するのは、 不確かな時代を生きる私たちの姿。
でもその中で「君とふたり歩くだけ」と続くことで、誰かと共にいることの意味や、日常の尊さが浮かび上がります。
朝ドラ『ばけばけ』とのリンク
『ばけばけ』は、明治時代の松江を舞台に、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)とその妻・セツの夫婦をモデルにした物語。
「明治という激動の時代に生まれたトキと、異国からやってきたヘブン。二人が出会い、迷い、転びながらも歩み続ける姿に、ハンバート ハンバートの『笑ったり転んだり』が“人生の振れ幅”を優しく刻んでくれます。」
「笑ったり転んだり」と『ばけばけ』がリンク(重なる)する瞬間をピックアップしてみました!
【出発と不安】
歌詞の「何があるのか どこに行くのか わからぬまま家を出て」というフレーズは、主人公・トキが旧家の暮らしを離れ、新しい世界に踏み出していく姿そのものです。先の見えない不安と、それでも一歩を踏み出す勇気が重なりますね。
【苦難と希望】
冒頭の「毎日難儀なことばかり/泣き疲れ眠るだけ」という歌詞は、没落した士族の家で苦しい日々を過ごしてきたトキの現実を映し出しているようです。
けれどその中にも、前に進もうとする小さな希望が感じられます。
【共に歩む姿】
「君とふたり歩くだけ」という言葉は、トキとヘブンが互いに支え合いながら生きていく姿と重なります。
異なる立場や背景を持つ2人が、少しずつ心を通わせていく関係は、まさに“伴走”という言葉がぴったりです。
【諦めずに向き合う】
歌の最後に出てくる「落ち込まないで 諦めないで 君のとなり歩くから」というフレーズ。
人生でつまずいても、また立ち上がり歩き出す…
そんな前向きなメッセージが、ドラマのテーマである“化ける(変化・成長)”にしっかりと寄り添っているように感じます。
聴けば聴くほど、この曲は『ばけばけ』の登場人物たちの心の動きを優しく包んでくれているようです。
個人的には、朝の静かな時間にこの曲を聴くと、不思議と背中を押されるような気持ちになります。
トキのように、「笑ったり転んだり」しながらも前へ進もう…そんな思いをくれる一曲ですね。
ハンバートハンバートらしさが光る一曲
この曲は、佐藤良成さんが作詞・作曲・編曲を担当。
ギターのシンプルな伴奏に、佐野遊穂さんのやわらかな歌声が重なり、まるで語りかけるような仕上がりに。
彼らの持ち味である“素朴さ”と“深み”が、朝の時間にぴったりと寄り添っています。
SNSの反応
「笑ったり転んだり」が朝ドラ『ばけばけ』の主題歌として流れ始めると、SNSではさまざまな声が上がりました。
こうした声からも、ハンバートハンバートの音楽が視聴者の心に深く届いていることがわかります。
まとめ:NHK朝ドラ『ばけばけ』主題歌は誰が歌ってる?ハンバードハンバードは夫婦?結成についても
- ハンバートハンバートは男女2人組のフォークデュオ。メンバーは佐藤良成と佐野遊穂。
- ハンバードハンバードは、1998年に結成。夫婦で音楽活動を続ける希少なユニット。
- 佐藤良成は作詞・作曲・編曲を担当し、ギターやフィドルなど多彩な楽器を操る。
- 佐野遊穂は透明感ある歌声で、ハーモニカなども担当。
- グループ名の由来は小説『ロリータ』の主人公「ハンバート・ハンバート」から。
- 3人の男の子の親として、子育てと音楽活動を両立している。
- 素朴であたたかな楽曲が特徴で、日常に寄り添うような歌詞が多くの共感を呼ぶ。
これからも、ハンバート ハンバートの素朴で温かい音楽を応援していきたいです。

